Seeking Calm Life

経済的自立を目指す福岡在住の独身男性によるつぶやきブログ

株価が好調な今だから気をつけたい

新NISAでNASDAQ100に投資を始めてもうすぐ4か月目です。

主にハイテク株で構成されるNASDAQ100指数ですが、
現在の株高はNVIDIAを始めとした半導体銘柄がけん引していると言われています。

その半導体指数へ投資するファンドは各ネット証券で取り扱われるようになり、
新NISAの成長投資枠対象商品でもあることから資金流入は順調なようです。

しかし、私は半導体指数には大して興味がありません。
理由は今が良いからと言って、長期的にも良いとは限らないからです😅

構成銘柄数が少ないと各銘柄のウエイトが大きくなるので、
好調な時は有名インデックスをいとも簡単にアウトパフォームしますが、
リスクとリターンは表裏一体ですので下落局面ではダメージが大きくなります。

個別株投資のセンスがなく、適切な売買タイミングを計れない私のような人間は
好調な特定の銘柄やセクターがネットやメディアを騒がせている時こそ、
安易にブームに乗っからないよう注意する必要があると考えています。

NVIDIAはNASDAQ100の時価総額順ではマイクロソフト、アップルに次ぐ第3位ですから、
連動するインデックスファンドに投資すれば、旬な銘柄の株価上昇の恩恵を享受できます。

私が投資商品を選定する上で重視するのは、数十年後も持ち続けられるかです。
その点、S&P500や全米株式はずっとホールドできるインデックスと言えます。
NASDAQ100も分散性の高さから長期保有が可能と判断し、投資しています。

一方で半導体や大手ハイテク企業で固めたFANG+指数に連動するファンドを、
自分が60~70代を迎えても持ち続けられるかというと…私は自信がありません😓

近頃ではテスラの株価が思わしくない他、アップルがEV事業からの撤退を表明。
欧米を中心にEV産業に陰りが見えてきたという話も良く目にします。
アップルもAI分野で後れをとっていると指摘され、株価が伸び悩んでいます。

一時オワコン扱いされていたMETAが再浮上したように、
今後EV銘柄が息を吹き返す可能性は勿論あると思いますが、
それがいつかになるかは誰も正確に当てることはできません。
とにかくマーケットのトレンドの移り変わりの早さは凄まじいものがあります。

今はEVの代わりに半導体やAI関連が盛り上がっていますが、
ブームはいつか終わりが来ることを考えれば、
投資の才能に恵まれた人以外は集中投資を避けた方が無難でしょう。

私が有名インデックスを資産形成のコアに据えているのは、
上昇速度が緩やかでも継続的な成長を見込めるからです。
いくら成長スピードが早くても、急にパタッと止まってしまうようでは困ります。

常に新たなトレンドに乗り換えるのは大変な上に成功する保証はなく、
頻繁な売買は長期的なリターンの棄損につながりますから、
本当に必要と判断される以外でのタイミングで売却するのは極力避けたいところです。

「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」という有名な投資格言があります。

ベストの何日かを逃したら、悪い意味で将来のリターンに影響しますよという意味ですが、
自分がそれをやってしまったとしたら、後悔してもしきれません 笑

新NISAでは売却後の枠の再利用がメリットとして良く挙げられますが、
あくまでも再利用が可能になるのは翌年になってからですから、
機動性の観点でも、あまり使い勝手が良いとは思いませんね。

NASDAQ100もハイテク銘柄偏重の構成ですから、
半導体FANG+指数とは運命共同体みたいなところはありますが、
様々な業種に優れた銘柄の成長を早く大きく取り込めますし、
他のグロース指数よりも洗練されている印象を持っているので、
個人的には安心感があります。

テスラが厳しく、NVIDIAが好調な今が良い例かもしれません。
今後NVIDIAが不調になっても、きっと他の成長株がカバーしてくれるでしょう。

私はハイテクに大きな可能性を感じていますがハイテク銘柄も色々です。

短期的な市場の動きを喧伝するような情報源に惑わされないよう冷静でいたいものです。