前回の記事の続きです。
この記事では自分が考えるNASDAQ100投資への懸念事項について書きます。
①ボラティリティ(株価変動率の大きさ)が激しい
NASDAQ100には株価が割高と見なされている、
いわゆる高バリュエーションの銘柄が多く含まれていることから、
昨年のようにFRBが厳しい対応をとった時期の不安定度はS&P500よりも高くなります。
景気サイクル上、株価が右肩上がりに推移することはあり得ず、
NASDAQ100に投資する以上、定期的な弱気相場における
ジェットコースターのような乱高下に都度耐える覚悟が求められます。
長期間渡り合っていくには相応のメンタルと対策は必須と言えるでしょう。
不況時にネットやメディアの投資情報を遮断する、
証券口座残高を見ないことなどが有効な対応と考えられる。
私はSNSをほとんど見ませんが、
投資ブログは情報を得るために覗いているので、
この習慣もそろそろ変えなければいけないかなと思っているところ。
②出口戦略
NASDAQ100はS&P500などと比べて出口戦略が難しいと言われています。
しかし、新NISAでは無期限恒久化され、売却分の枠が翌年に復活する仕様となったので柔軟な対応がしやすくなった。
まぁ高いボラティリティが出口戦略にも影響することは頭に入れておきたいところ。
しかし、これについてはその時になってから考えればええかなと。
まずは資産を作るのが先で、今から余計な心配をしても仕方ない。
宝くじに当たってもいないのに当選後の心配をすることと似たようなものだと思っています。
③投資信託の早期償還リスク
一般に純資産30億円未満の投資信託は早期償還のリスクが高いため、
手を出すべきではないと言われています。
当方は成長枠はニッセイ~、つみたて枠はiFree~で設定していますが、
現時点でのそれぞれの投信の純資産額を確認したところ、
ニッセイ~は220億円以上、iFree~は800億円以上となっていました。
新NISAがスタートする前から、早期償還となる水準は既に突破しています。
今後は制度開始に伴い、さらなる資金の流入が予想されることから、
いずれのファンドにおいても早期償還の可能性は低いと思っています。
④投資にかかるコストの高さ
今年登場したニッセイ~はQQQ並の低コストですが、iFree~は0.495%と高め。
iFree~については隠れコストを含めると0.5%を超えると考えられる。
コストはリターンの足かせですが、与えられた選択肢の中で選ぶしかないため、
これに関しては気長に低コスト商品の出現を待つか、
投資先の信託報酬率の引き下げをひたすら願うしかありません。
「つみたて投資枠のほうがコスト高いってなんでやねん😠」
と思っている人は私だけではないでしょう。