花粉症の症状が現れ始めたようです。
くしゃみはそこまでですが、とにかく目がかゆい。
さて、今年に入ってから投資の話題はどこも新NISA一色な感じですが、
私は引き続き新NISA投資が終了した後、どうするかを考えているところです。
過去の日記でも新NISA投資後の対応について考えを述べています。
当時は高配当株投資も検討するかもということを書いていましたが、
現在はその戦略は自分にマッチしていないと考えを改めているところです。
何故なら自分が目標としているフルFIREを実現するには
私の経済力では生活費を賄えるほどの分配金が得られるはずもないからです。
例えば高配当株ETFとして人気の高いバンガードのVYMの
ドルベースでの直近の配当利回りは3.81%。
この商品で毎月20万円の分配金をもらおうと思ったら、
とてつもない額の元手が必要になってしまいます。
新NISAの非課税枠を利用しつつ、特定口座でもコツコツ積み立てて、
発生した分配金を再投資して…ということを繰り返していったとしても、
とても長い時間と入金力が必要になってきます。
目標を達成する頃にはいったい何歳になっているやら…。
この戦略は手元に確実なキャッシュを受け取れるという面で安心感があり、
実践されている方もブログ等でよく見かけます。
前も同じことを言ったような気はしますが、投資の目的は人によって違いますし、
それぞれ理由があってやられていると思うので否定する気はありません。
ただ、あくまでも自分の目標への達成手段としては効率が悪く非現実的ということで、
やはりインデックス投資が軸になりそうです。
そんなわけで今はどのクラスの資産をどの程度の割合で
組み込んでいくかということに頭を使っています。
仮に新NISAの投資を最短で終わらせたとなると、私の年齢は45歳。
資産の育ち具合にもよりますが、当方はおおよそ50代前半を目途に
現在の会社生活に別れを告げたいと考えています。
新NISA口座内の資産は聖域と位置づけているので
最低でも20年は手を付けないつもりでいますが、
安全資産等を組み込まない場合、現金以外は全て株式になってしまいます。
その年齢でなおかつリタイア済み(無収入)というステータスでは、
現金以外の金融資産をすべて株式で持つというのはハイリスクな行為です。
しかも当方は新NISAは100%NASDAQ100に突っ込むつもりですから、
金融資産の大部分をNASDAQ100が占める状態になります。
言ってみれば武器は最強の剣を持っているけど、
防具は最弱もしくは何も身に着けていない(変態 笑)のに近いかもしれません。
これで老後生活を支えるのは不可能ではないと思いますが、
加齢に伴う心身や判断能力の衰えなどを考慮すると、いささか無茶感があるでしょう。
そこで、株式以外の資産に何を選ぶかですが、
やはり気軽に投資可能なペーパーアセットが真っ先に候補として挙がります。
リスク分散の観点から以前はREITや不動産にも興味を持っていましたが、
REITは市況に左右されることが多く性質的には株式に近いような感じだし、
ミドルリスク・ミドルリターンと言われる現物不動産も
流動性や資金面、物件選び、手続き等を考えるとなかなかハードルが高い。
ただ、最近よく広告で見かける三井物産グループ発の不動産投資「オルタナ」は
デジタル証券という区分に該当するようで、不動産クラウドファンディングと異なり
申告分離課税として扱われるため、実際投資するかは別にして少し関心があります。
サイトを覗いてみる限り、想定利回りは3~4%程度前後の物件が多いようなので、
仮にアセットに組み入れたとて、あくまでも補助的なポジションとなりそうです。
それ以外では、金や債券といった伝統的なアセットということになると思いますが、
現在はSBIが優良な投資信託を出していますので、それらを活用したいところ。
金は「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(サクっと純金)」が低コストで最有力。
債券と同様、現在のような利上げ局面では価格が不安定になりやすく、
金の保有比率は10%程度が推奨されているので、
それを目安に投資していく感じになるでしょうか。
次に債券ですが、こちらは自分の勉強不足に加えて種類が多岐に渡るので選ぶのが難しい。
株式が尖がっているので、無リスク資産はより安全性を重視した選定をしたいですが、
まだ具体的な銘柄などは固まっていません。
色々な商品に手を出して煩雑になるのは避けたいのですが、
安全資産を含めた配分を考えると途端に難しく感じてしまうのは
自分の投資経験が株式しかないからでしょうね。
資産形成期はとにかく株を買うだけなのである意味楽ですが、
運用する段階になれば資産を減らさないように努める必要があります。
まだ少し早い気もしますが、ゆくゆくは向き合わなければならない問題です。
比較的安全とはいえ外国債券などに投資するとなれば為替リスクも生じますので、
リタイア直前でそれらに大金を投入するのも勇気が要ります。
投資信託だと100円から買付が可能ですから、
今のうちからごく少額で実際に適当にポートフォリオを組んでみて、
市場の動きに慣れてみるのもアリだと思っています。