Seeking Calm Life

経済的自立を目指す福岡在住の独身男性によるつぶやきブログ

全世界株式の評価損益が+100%を突破

たまたま見ていたTBS系の番組「世界遺産」でビザンティン帝国の都市、
ギリシャのミストラ遺跡の景色が放送されましたが、
映像がとても美しくて、深く見入ってしまった。
あんな場所に行ったら、人生観が一変するような気がする。

さて、1月23日に旧つみたてNISA口座の評価損益が+200万円を突破しました。

初めて100万円を超えたのは2022年の10月でしたが、
それも長くは続かず、再度100万円台に回復したのは2023年の4月。
そこから株高と円安効果で含み益が膨らみ現在の状況に。

ってことで、次の節目は口座の評価損益率+100%ですかね。

また、同じタイミングで旧つみたてNISAで保有を続けていた
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の評価損益率も+100%を突破。

このファンドは私が2018年1月につみたてNISAの制度が
スタートしたと同時に最初の3か月だけ購入し(計9万円)、
4か月目からは「eMAXIS Slim 先進国株式」に乗り換えました。

一番早く積み立てて、一番早く積み立てを辞めましたが、
実際のところ評価損益が2倍になるまで、約6年かかったということになります。
その後にある程度の期間積み立てたファンドよりも遅れての到達です。

新NISAが始まってからS&P500かオルカン(全世界株式)に
人気が集中しているらしく、上記記事の通り1月以降大量の資金が
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」に流入しているようです。
YouTubeや投資系ブログでもオルカン推しの記事を多く見かけます。

ただ、現時点での私のこれまで投資にかけてきた時間を考慮すると、
早い段階で先進国株式、米国株式にシフトして良かったなというのが正直なところ。

全世界株式における最大のメリットとしては特定の国(アメリカ)に偏るという意味での
カントリーリスクを排除できることが挙げられますが、
それは同時に問題を抱えている国々のリスクなども受け入れるということでもあり、
事実、それが米国株と全世界株式のパフォーマンスに大きな差を生んでいます。

上のチャートは過去5年間の各指数に連動したETFの動きですが、
青が全世界株式(オールカントリー)、黄色が米国を除いた全世界株式、
オレンジが先進国株式、水色がS&P500。

米国株を含む割合が大きくなるファンドほどパフォーマンスが良いです。
それに対して、米国を除いた全世界株式のリターンは
過去5年間でわずか+14%にとどまっています。

それでいて、コロナショックや各国の中央銀行の利上げなどの
悪材料によるダメージはもれなく食らっているわけですからね…。

確かにVTよりもコストが安いファンドが出るなど追い風にはなっていますが、
個人的には今の全面オルカン推しな風潮には手放しで賛同しかねる感じです。

「まだ6年しか経っていないんだから、判断するのは早すぎる」とか
「ここ数年間は出来過ぎた相場であり、今後もそれが続くとは限らない」といった
意見も聞こえてきそうですが、確かにそれはその通りですし、
米国の経済成長がこのまま続く保証などどこにもありません。

ただ、再現性や技術革新が起こりやすい土壌、投資環境の整備、
世界におけるパワーバランスといった要素を勘案すると、
自分にとっては今後もアメリカに継続して投資をするほうが
より満足いく結果が得られるのではないかと思っています。

そもそも投資をやるからには儲けを期待して然るべきですし、
人に与えられた時間にも限りというものがあります。
「DIE WITH ZERO」でいうところの「お金から価値を引き出す能力」が
衰えてしまった時に使いきれないほどの資産があっても仕方がないわけで。

家庭をお持ちの方は家族に残すということもできるでしょうが、
シングルの私の場合はそれに当てはまらない。

全世界株式でも着実な経済成長の恩恵を享受することは可能ですが、
どうせ同じ時間をかけて投資するのならば、
やはりある程度のパフォーマンスは求めたいところ。

そんなわけで、私は今後も米国重視で投資を続けていきたいと思います。