とあるショッピングセンター内のトイレでの出来事。
店内の男子トイレの前にはカートに腕を乗せたままじっとしていたお婆さんがいた。
私は気にせず中に入って用を済ませ、
洗面台の前に立ち、手を洗っていると何やら外から話し声が聞こえる。
従業員の女性が申し訳なさそうに男子トイレの中に入り私の顔を見た直後、
いったんトイレの外に出て、そのお婆さんに「若い人ですかね?」と尋ねる。
もう一度、その女性が今度はトイレの奥まで入り、
入り口まで戻って「誰もいなかったですよ!」とお婆さんに伝えていた。
そこで私はようやく、そのお婆さんがトイレの前でじっとしていた理由、
つまり夫がトイレから出てくるのをずっと待っていたのだということに気がついた。
当然お婆さんの夫が私であるはずがないのだが、トイレには他に誰もいなかった。
夫はどこに行ったのだろう?
私は別用を済ませるため、すぐさまトイレを後にしたが結末が気になった。
それにしても、トイレには私一人しかいなかったので、
女性従業員が言った「若い人」というのは私のことなんだろう。
「俺もまだまだ若い人で通用するやん!」と嬉しくなり、少し自信を持てた瞬間であった。
さて前置きが長くなったが、今回の孤独のグルメの舞台(大げさ)は中央区舞鶴。
大正通の交差点を長浜方面に入った先に構える「舞鶴麺飯店」。
実を言うと当初の目的はこのお店ではなく、
近所に老舗の天ぷらのお店があって、そこでのランチを計画していた。
しかし、店の前まで行ってみると開店時間を過ぎているのに営業している様子はない。
改めてグルメサイトを確認すると休業日は日、祝となっていた。
「あ・・・今日土曜やけど、秋分の日で祝日やんか!」
・・・😭
開いていないものはしょうがない、ということで急遽計画変更。
空きっ腹で付近を歩きながら、偶然出会ったのがこちらのお店。
もうめちゃくちゃ腹減ってるし、中華でも全然良いや!ということでさっと入店。
どうやら夫婦で店を切り盛りしている模様。
メニューの注文は食券機で発券してからになるのだが、
あいにく財布には5000円札しか入っていなかったので、
奥さんらしき方に相談して快く両替していただいた。
厨房の様子。
清潔感のある内装、キャパは14、15名といったところだろうか。
時折、息子と思われる可愛い子供さんがキッチンを出たり入ったりしていた。
来ました!黒胡麻担担麺(大盛)!
これまた食欲をそそるルックスだこと。
まず何といっても黒胡麻の香りが凄い。
パッと見では辛そうだが、実際にはマイルドな辛さに調整されていて食べやすい。
麺は細麺で、濃厚なスープと程よく絡み合ってとても美味しい。
肉味噌を溶かすとさらにコクが出て、麺をすするスピードが加速する。
腹が減っていたのであっと言う間にペロリ。
そしてお食事代は900円とリーズナボー。
まさに捨てる神あれば拾う神あり。
下調べなしでの訪問だったが、幸福な時間を過ごさせてもらった。
ただ、口拭きは用意されていないので訪店の際は各自持参で宜しく。
食後のスイーツ。
セブンで買った「ブラックモンブランきなこもち風味」。
竹下製菓(佐賀)とチロルチョコ(福岡)の九州コラボアイス。
予想通りの味だったが、どっちも好きだという人は少なくないはず。
今日は試験的にいつものですます調ではなく、である調で日記を投稿してみた。
正直、である調のほうが書きやすいと思ったので、
今後は記事によって使い分けていくかもしれない。
ということで、ご馳走様でした!
舞鶴麺飯店
福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目3-8
倶会ビルⅡ 1F