Seeking Calm Life

経済的自立を目指す福岡在住の独身男性によるつぶやきブログ

エンシェントエイジ

エンシェントエイジです。
バッファロートレース蒸留所で生産されるバーボン。

ブランド名を直訳すると古代、つまり「古き良き時代」。
アメリカの西部開拓時代にちなんで名づけられたウイスキーです。
ボトルは過去に取り上げた「ベンチマーク」と同じものを使用しています。

長い歴史を有するバッファロートレース蒸留所は現在に至るまで改名を繰り返し、
1969~1999年の30年間はエンシェントエイジ蒸留所として操業していました。

こちらはシリーズのスタンダードに位置付けられており、
上位に長期熟成の「エンシェントエンシェントエイジ(3A、AAA)」があることから、
エンシェントエイジは2A、AAと呼ばれることもあります。

この銘柄について触れるべき重要なポイントとして、
同蒸留所で生産される高級バーボンの「ブラントン」と
同じ原酒が使用されていることが挙げられます。

4年の熟成期間を経たタイミングで品質のチェックが入り、
高いポテンシャルを持った原酒の入った樽は別倉庫に移され、
ブラントンとなるために熟成を待つことになる一方、
選考に漏れたウイスキーがエンシェントエイジとして出荷されると言われています。

実際の味わいですが、スパイシー感はだいぶ控え目。
口に含んだ瞬間にほのかな甘みが先に来ることから、
軽やかでソフトに仕上げられている印象です。

フレーバーはミルクティーやバターキャンディ、リンゴ、カシューナッツetc。
低価格帯バーボンに見られる薬臭さが抑えられているので、ストレートで楽しめます。

大手の宝酒造が国内正規品を取り扱っていることもあり、
たまにスーパーの酒コーナーに置いてあったりするのを見かけますね。

ブラントンになる可能性のあった原酒が使われている、
そして実売価格がアンダー2000円という点を考慮すると、
コスパに優れた一本と結論づけることができようかと思います。