Seeking Calm Life

経済的自立を目指す福岡在住の独身男性によるつぶやきブログ

ブレット・バーボン

ブレット・バーボンです。

「喉を焼かない滑らかさ」と謳われ、ファンからの評価が高く、
本国においても超メジャー勢に劣らない人気があると言われる銘柄です。

国内正規品はディアジオ・ジャパンが取り扱っていますが、
私は専門店で並行輸入品を購入しました。

こちらの他に購入可能なボトルとしては95%ライ、バーボン10年モノがあります。

ブレットはルイヴィルでタバーンを営んでいた、
ブランデー製造のノウハウを持つオーガスタス・ブレット氏が、
その知識を活かして作ったウイスキーをルーツに持つブランドです。

一度は歴史が途切れたものの、曾々孫で弁護士のトム・ブレット氏が
1987年にブランドを復活させるために会社を設立。

その後は複数の蒸留所に製造を委託するなどし、
現在はブレットの名を冠したディアジオの蒸留所にて生産されています。

ただし、連邦規則集においてバーボンを名乗るには
51%以上のコーンを使用することが定められていますが、
創業者が考案したレシピはコーンよりライ麦の比率のほうが高かったとのこと。

当然、そのままの製法では法的要件を満たさないため、
このバーボンに関しては当時のテイストを忠実に再現したものではなく、
制約の中で可能な限りオリジナルに寄せたウイスキーといったところでしょう。

原酒は6年以上熟成させたものが使われ、度数は45度に設定。
アイデンティティである"high-rye mashbill"により、
ライ麦由来の刺激を強く感じる味わい。

アタックの強さはストレートでは顕著に感じられる一方、
加水するとマイルドな甘さが出て一気に飲みやすくなる。
勿論、ロックやハイボールでも美味しくいただけます。

力強さとコク、スムースさがバランスよく整えられたボトルであり、
評判の良さも納得で、これが3000円前後で買えるというのは素晴らしい。

ちなみに今回私が購入した個体はコルク栓が緩く、
開封のままボトルを横に傾けたところ、中身がわずかにこぼれてしまいました。 

舶来品ですし、この辺は寛大な心で受け入れたいところですが、
他のボトルでも起こりえますので、一応取り扱いには注意しましょう。