NASDAQ100に連動するETF(インベスコ・QQQトラスト・シリーズ1)を
運用することで有名なインベスコ社の発行する複数のETFが
新たに国内証券会社で取引できるようになりました。
新たに新規投資が可能になるインベスコETFは以下の通りです。
・QQQM(インベスコ・NASDAQ 100 ETF)
・QQQJ(インベスコ・NASDAQ ネクスト100 ETF)
・QQQS(インベスコ・NASDAQ フューチャー200 ETF)
・RSP(インベスコ・S&P 500 等ウェイト ETF)
・TAN(インベスコ・ソーラー ETF)
各ETFの詳細はリンクからご覧いただくとして、
個人的に注目しているのはやはりQQQMです。
国内での取扱開始を切望している人も多かったと思いますし、私もその一人です。
パフォーマンスは当然ですがNASDAQ100指数やQQQとほぼ同じです。
QQQMは本家QQQの低コスト版(ティッカー末尾のMはミニのMと推察)として
2021年10月に設定されましたが、これまで日本の証券会社では取り扱いがなく、
存在を知っていても投資することができませんでした。
私も前々からQQQMであれば投資したいと思っていたので、
今回の出来事はまさに願ったり叶ったりといえます。
本家QQQの経費率が0.20%であるのに対し、
QQQMの経費率は0.15%であり、今はそこまで大きな開きはありません。
しかし、他社にはなりますがステートストリートが運用する
ゴールドETF(GLD)の低コスト版であるGLDMが0.18%から0.1%に
引き下げた先行事例もあるため、今後QQQMでも経費率の引き下げが期待できます。
反対にQQQMの登場により、本家QQQについては
経費率の引き下げは将来的に行われない可能性もあると言えますので、
個人投資家は長期で運用するならばQQQMを選択するほうが良いでしょう。
資産規模も以下の通り、設定来右肩上がりで大きくなっています。
ちなみに同時に取引が可能となるQQQJやQQQSといった、
中小型株で構成されるETFは年初来の実績はプラスとなっていますが、
FRBによる政策金利の引き上げの影響を受けてか、QQQMに劣後しています。
二つ前の記事で来年からスタートする新NISAの成長投資枠では
VGTに投資するかもということを書きましたが、
今回のQQQMへ投資が可能となったことにより、その状況は一変しました 笑
経費率やパフォーマンスではVGTが勝っていますが、
NASDAQ100のアドバンテージは何といってもセクターの分散です。
そこに低コストで投資できるとなれば選ばない理由が見当たりません。