フォアローゼズ・ブラックです。
国内で販売されているフォアローゼズの商品群の中ではスタンダードの上位に位置します。
今年3月にデザインが新しくなりましたが、今回取り上げるのは旧ラベルのボトルです。
これもバーボン好きの次元が「セブンデイズ・ラプソディ」で飲んでいた銘柄ですね。
現在はありませんが、昔のラベルには「FINE OLD」の文字がプリントされていました。
こちらと最上級のプラチナは日本限定商品ですが、
ブラックはスーパーやドラッグストアでもよく見かけますので、
入手に関しては容易な部類だと言ってよいでしょう。
久しぶりにキリンビールの公式サイトを覗いてみたところ、
製品のリニューアルに伴ってか、ページのほうも刷新されており、
各ラインナップの熟成年数が以下のように示されていました。
・スタンダード:5年以上
・ブラック:6年以上
・シングルバレル:7年以上
・プラチナ(スーパープレミアム):8年以上
・スモールバッチ:6年以上
ブラックのアルコール度数はスタンダードと同じ40度に設定されていますが、
これはおそらく日本の市場を意識してのことだと想像します(プラチナは43度)。
実際の味わいですが、やはりライ麦のスパイシー感が前面に出ていて、
ストレートで口に含んだ時に鼻に抜けていく香りが、
お手軽なレギュラーに比べると、より深く華やかな印象を受けました。
よく、花や果実を思わせるアロマがフォアローゼズの特長と言われていますが、
その個性的な芳香はこちらのブラックにおいても十分堪能できようかと思います。
ソーダで割って飲んでも、まろやかな甘みと上品な香りはしっかり感じられますね。
低価格帯のバーボンに多くみられる溶剤・薬品系の臭いはほとんどしません。
有名ブランドの上級ボトルということで素晴らしい点も多く、
気になったのであれば、一度手に取ってみるのもよいと思います。
しかし、フォアローゼズにはさらに上位のグレードが複数控えているのと、
最近の実売価格が3000円越えとまぁまぁ値を張ることから、
なかなか手を出しづらいのでは…と考えています。
さすがにこの値段だと、普段飲みに利用するのは躊躇しますね。
もう少し手頃なら、リピ買い需要を取り込めると思うのですが。
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